TOBについて
先日、丸紅がアルテリアに対してTOBを実施すると発表し、アルテリアは買い材料視され、株価が高騰しました。
TOB価格は1980円で、同値にサヤ寄せする形となりました。
私は、200株ほど保有していたのですが‘1960円で売却しました。
売却益は+130,000となりました。
このような経験は2回目で1回目は日本SHLが同じような状況になったのですが1株しかもっていなかったこともあり、まったくの放置でした。
このような状況になった場合に対処方法が3パターンありました。
1、公開買付けに応じる
この場合のメリットはTOBの申込手数料は通常かかりません。ただ、TOBに申込むためには、公開買付の代理人となっている証券会社に口座を開設し、株式を移管する手続きが必要です。証券会社によっては、移管手数料が発生する場合があるようです。
2、市場で売却する
これが一番、個人投資家は気軽なのかもしれません。
今回、アルテリアの公開買付価格は「1980円」だったので、市場価格は上昇し、この価格付近で推移します。
TOBに応じる手間が省け、手軽に株を手放す事ができる。
3、保有し続ける
この場合は2点の注意事項があります。
・上場廃止を予定している。
今回のアルテリアは上場廃止が計画されています。保有株式が上場廃止となると、換金性が著しく悪くなるため、個人投資家が保有し続けるのは現実的ではないかもしれません。
・・MBO(マネジメント・バイアウト)である
TOB成立後に、買付者がわたしたちの保有する株式を強制的に取得することもできます(これをスクイーズアウトといいます)。このような場合、保有し続けたいと考えていても、現金と引き換えに強制的に株式を手放さなくてはなりません。
最後に
今回の私のパターンは2番の市場で売却するを選択しました。
いざTOBに遭遇すると、迷ってしまうかもしれません。投資家ごとに購入価格も違いますし、考え方も違うからです。買付価格だけでなく、上場廃止や株式強制取得の有無などを総合的に考慮し対応していくことも大切です。
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